もう一年ほどになろうか。
僕の部屋には量産型のズゴックがある。
見事にディフォルメされたかわいらしい奴である。

こいつの優れているところは、何と、背中にボタンがあって、そこ押すと、目が光る!
それが楽しくて、買ったようなものだが、ある日、目が光らなくなったのである。
まぁ中古で買ったものだし、仕方ないか、と思いつつ、めんどくさくてほったらかしておいたのだが、こないだ気が向いて出してきたのだ。
それを今日、ついに思い立ってマイナスドライバで中をこじ開けたわけだ。
初めて開ける時独特のパリパリとした感触がある。
で、ようやく開けてビックリした。
電池が、ない!ボタン電池を二個入れる場所はあるのに、電池がない。
僕ははっきりと断言できるが、買った時は確かに目が光っていたのだ。それどころか、買ってしばらくはずっとつけて遊んでいたのだ。
という事は……どういう事?
誰か教えてプリーズ。
ダイオードに若干帯電していた、というのか? というか、ズゴックは気合で光っていたのか?
生半可なホラー映画よりも僕は恐怖を感じているのだがこの感じが共感していただけるだろうか?
そして今、このズゴックは僕の部屋で中身をさらけ出してバラバラで転がっている。
…明日ボタン電池買ってきます。
う〜〜。こえ〜。